『あゝ、荒野』感想| 生きる事に絶望するのに、観終えた後は生きてやるって思わされる。※最後のネタバレも

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どーも、りんご🍏 (@ringo_sawagi) です。


寺山修司原作の映画『あゝ、荒野』を観てきました。
池袋の文芸坐で、前編・後編ぶっつづけで約5時間!

おしりが爆発しそう


私のおしり事情は置いといて、観終えたあと脳天にパンチをくらったみたいに頭がガンガンする刺激的な作品でした。


その感覚が残ってるうちに、映画の感想を書きなぐっていきたいと思います!!
乱雑なところ多々ありです!


映画のあらすじ

ふとしたきっかけで出会った新次とバリカン。 見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。 おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、 やがて逃れることのできないある宿命に直面する。
あゝ荒野公式サイトより


感想かきなぐり



まず、最初に思った感想が 「生きるって辛すぎ」でした。


生きるって素晴らしいみたいな風潮があるけれど、本来生きるって辛いことなんだと思う。

自分で生まれる環境も親も選べないし、世の中理不尽な事だらけ。

何不自由ない裕福な家庭に生まれる子もいれば、虐待するような親の元に生まれる子もいて、「運だからしょうがない」ってそれどんな無理ゲー?っていう。

そういう"生きる辛さ"みたいのに押しつぶされないために、新次とバリカン健二が出会ったのがボクシングだったんだと思う。


2人のボクシングシーンは本当圧巻…。

パンチの音一つひとつが、心臓までグサグサ響くものでした。

このボクシングシーンを観るだけでも充分映画の元が取れるというか、お釣りがくるくらいヒリヒリと迫ってくるものでした。

俳優陣、、、魂削ってるなぁ~



それでも、生きるってカッコイイ。


木村多江のセリフが、すごいイイんです。

「私は、生きるって決めたんだ」

そう言って、必死に生きようとする木村多江の姿はすごくカッコよかった。
子どもを捨てた親だけど、嫌いになれない。

新次もそんな母親の性を受け継いだのか、「生きるって決めてる」タイプだと思う。
まるで野生の動物みたいな新次。

野生の動物は生きてくことに必死で、みずから死ぬことなんて考えないもんね。


だから、ラストの試合のあとも、新次は絶対どこかで生きてくんだと思う。

普通はかなり辛い。あんな試合のあと生きてくのは……。


でも、ラストシーンの新次の目を見て「あぁ・・・。それでも新次は絶望に抗っていくんだ」って思った。
ラストの新次の表情が、しばらく頭から離れないくらい凄かったから是非観てほしい!!!

前篇後篇で5時間ほどの超大作だけど、ほんとあっという間です!>!!


地上波ではなかなか放送が難しい作品。観るからココから☟ video.unext.jp







バリカン健二は最後どうなったのか? ※ネタバレしてます!



!!!ココからネタバレしてくのでご注意を!!!



色々意見があるところだと思うけれど、私はバリカン健二はあの試合で亡くなったんだと思う。。。

じゃないと、最後の新次の表情はあんな風にヒリヒリしたものにならないと思う。

でも、新次とのボクシングで死ぬことは、辛いことばかりの人生だった健二にとっては、むしろ幸せな事だったんだと思う。

「新次と、つながりたい」

そんなバリカン健二の想いが叶った瞬間。


それでも・・・こんなのは切なすぎるよおお(号泣)



 あゝ荒野 感想まとめ


タイトルにも描いたけど、生きることの辛さが「これでもかっ!」ってくらい描かれてるのに、観終えたあとは「クソ。負けずに生きてやる」って思わされる作品でした。

前編・後編と超大作だけど、あっというまの5時間。

主演の菅田将暉くんは、命を削って新次になってたね~・・・。
そりゃあ、主演男優賞とるよね、うん。って感じです。ハッキリ言って、すごいです。


心がヒリヒリして、やるせなくって切なくなって、それでも「なにくそ」って思える映画でしたー!

観る人を選ぶ映画だと思うけど、気になる方は是非観てみてください!


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